ED治療薬 バイアグラを処方できない方とその理由

落ち込んでいる男性

バイアグラはED(勃起不全・勃起障害)治療薬として優れた薬です。
勃起不全により自然な性行為が行えず悩む男性に、支持されています。
優れた薬ではあるものの、人によってはバイアグラを処方できない場合もあります。
それでは、どのような人に処方できないのかを理由と併せてご紹介していきます。

併用禁忌の薬を服用している場合

併用禁忌とは飲み合わせの悪い薬のことです。一つひとつの薬は素晴らしくても、合わせて飲むことで心身に影響を与えたり、なかには死亡事故につながったりする可能性もあります。
ED治療薬1つでも副作用があり、心身に影響を及ぼす可能性があります。
治療中や普段から服用していたりする薬がある場合は医師に必ず相談しましょう。

持病をお持ちの場合

持病のある方がED治療薬バイアグラを服用する際は注意が必要です。狭心症・心不全などの心血管系疾患やその病歴がある方、脳梗塞や脳出血など、過去6ヵ月以内に脳血管系の病歴がある方は医師に相談して下さい。その他にも、低血圧や高血圧で治療が必要な方、進行性の夜盲症(網膜色素変性症)を患っている方、重度の肝機能障害を患っている方も該当します。
また、体質的に合わない方もいます。ただ、低血圧や高血圧の方でも、薬剤で正常にコントロールされていれば処方は可能です。まずは相談して下さい。

バイアグラを処方できない理由

なぜED治療薬バイアグラを処方できない方がいるのでしょうか。その理由は心身に大きく影響を与え、時には死亡事故につながる恐れがあるからです。過敏症であれば、かゆみ・発疹が出ることがあります。ED治療薬のバイアグラと硝酸剤や一酸化窒素供与剤との併用により、降圧作用が増強し血圧が過度に低下することで死につながる可能性もあります。
また、ED治療薬の臨床試験は成人男性を対象として行われているため、未成年者の安全性が確立されていません。そのため未成年者にはバイアグラを処方できません。

バイアグラ 併用禁忌の薬

ED治療薬であるバイアグラには併用禁忌薬に該当する薬が多く存在します。そのため必ず、服用している薬があれば、全て正式名称で医師に伝えなくてはなりません。特に、塩酸アミオダロン製剤、硝酸剤(飲み薬・舌下剤・貼り薬・吸入薬・スプレー・注射・塗り薬)は様々な薬に含まれていることがあるので把握しておきましょう。ニプラジロール点眼液・ニプラノール点眼液・ハイパジールコーワ点眼液は、バイアグラ併用禁忌薬になっていませんが、有効成分である「ニプラジロール」は「ニトログリセリン」と同じ血管拡張作用があるため注意が必要です。リオシグアト(アデムパス)を併用すれば、症候性低血圧を起こすことがあります。

おわりに

ED治療薬であるバイアグラには併用禁忌薬が多く、間違えて服用すれば心身に影響を与え、死亡事故につながる可能性があります。バイアグラは個人輸入もできますが、偽物も多く存在しています。また、飲み合わせが悪いと心身に影響がでるリスクもありますので、医師に処方してもらうのが安全です。副作用や気になる症状が出ても医師に相談ができるので安心です。

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